恩師から嬉しいお言葉を
ちょうど一か月前の3月17日のロコっちオープンオフィスが開催されました(開催の様子はコチラ)
私はオラクルカードと潜在意識変換セッションで出店しました。
嬉しいことに多くの方にお越しいただきました。オラクルカードの経験がある方は多かったのですが、潜在意識変換セッションは初体験の方が多く、その手軽さと効果にビックリされてました。私は皆様のこのビックリの反応を見るのも楽しいのです。
そして今回、私の恩師、心理カウンセリングの学校で講師を務めていらした井上太一先生がわざわざお越しくださいました。美味しいお菓子のお土産まで!
お越しいただいただけでも嬉しいのに、今回オラクルカードと潜在意識変換セッションを試してくださいました。先生は両方初めての経験だったそうです。普段は心療内科でカウンセリングを行っている先生にしてみれば未知の世界だったよう~
そのうえ、素敵な体験談まで書いていただき、恐縮と感謝で胸がいっぱいです。
先生の了解を得ましたので、掲載いたします。
「オラクルカード&潜在意識変換セッション」体験の感想
さる3月17日、
カウンセラー仲間の岸谷燈さんがイベント出展するというので、たまプラーザ駅近くの会場にお邪魔した。
岸谷さんとのご縁は、数年前に遡る。
当時ぼくはまだ独立開業する前で、心理カウンセラー養成スクールにカウンセラーおよび講師として勤めていた。
ぼくが担当するクラスに岸谷さんが受講生として入って来られたというわけだ。
このスクールのカリキュラムでお伝えしていたことは、主に以下の2つである。
- カール・ロジャーズらが創始した来談者中心療法をベースにした傾聴スキル。
- ミルトン・エリクソンの技法から発展したブリーフ・セラピー(短期療法)の考え方。
講義1コマが2時間15分で、それを10カ月ほどかけて40コマ受講していただくというカリキュラムであった。
昔も今も、ぼくが講義、マンツーマンレッスン、あるいはスーパーヴィジョン(カウンセラーの技術指導)などでお伝えする口ぐせは「〝カウンセラーあたま〟を柔らかくしましょうね」ということだ。
というのも、実際のカウンセリングの現場に出てみると、視野が狭く柔軟性に欠けるカウンセラーがけっこうな割合で存在することに気づいたからだ。
もっと言ってしまえば、特定の心理療法やアプローチ技法にこだわりすぎるあまり、学術書や臨床例ばかりに目が向き、肝心の相談者さんのほうを向いていないのではないか? と首をかしげたくなるような人だ。
付け加えるならば、自身の技術や経歴にプライドを持ちすぎ、相談者さんを低く見る・扱うような高圧的な人も見かけた。
こうなると、もはや技術うんぬんの前に、人間性や職業適性ということを論じなければならなくなる。
その点、岸谷さんは、そういう輩とは対極にいたし、現在もそうなのだと思う。
数年前、ぼくのクラスで勉強していただいている頃から、傾聴のスキル、相談者さんへの寄り添い方が卓越していた。
単に技術的に秀でていただけではない。
柔和さとしなやかを持ちながらも、何があろうととことん相談者さんに寄り添うという芯の強さ、高い人間性、さらにそれまでに結婚相談カウンセリングをしていたという経験値など様々なものが、技術を裏打ちしていたのであった。
彼女のしなやかさ、〝カウンセリングあたま〟の柔らかさは、
『相談者さんの心を整えるにあたって、方法は一つとは限らない、むしろ様々な方法があるはず』――というスタンスからもご想像いただけると思う。
カウンセリングのスキルを学びながらも、その手法に頑なにこだわることなく様々な手法・技法を身に付けて、現在に至っている。
謙虚な姿勢で貪欲に学び、それを実践において咀嚼し消化する――。
相談援助をおこなう者のあるべき姿を見せつけられる思いだ。
☆
今回、ぼくが受けたセッションは、
「オラクルカード&潜在意識変換セッション」というものだった。
オラクルカードという言葉自体は知ってはいたものの、これまで学ぶ、もしくはセッションを受ける機会はなかった。
どちらが良い・悪いということではないが、仮に一般的な心理カウンセリングが科学寄りとするならば、どちらかと言えばスピリチュアル寄りという見方をされることが多いメソッドなのかもしれない。
ただ、このメソッドを取り込んだということも、彼女のしなやかさを表しているように思う。
つまり、カウンセリングに「敷居の高さ」を感じる相談者さんがいらっしゃることから、相談者さんがもっと気軽にご自身に向き合う環境を作って提供する、すなわち敷居を低くしようという発想だったのだと、ぼくは勝手に想像している。
このセッションを受けるにあたり、ぼく自身のテーマ・課題を挙げて、それに対するメッセージを受け取れるというものであったが、
ぼくの挙げたテーマが極めて個人的なものであったため、それをここで明かすことはご容赦いただきたいのだが、しかし、岸谷さんから受け取ったメッセージは、とても腑に落ちるものであった。今後すこし長めのスパン(そういうテーマだったので)で検証していきたいと考えている。今後、検証していくのが楽しみである。
☆☆
オラクルカードに続いて、「潜在意識変換セッション」を受けさせていただいた。
潜在意識、すなわち無意識だ。
これも初めて受けたわけだが、一般的なカウンセリングよりも敷居が低い点と、変化の一端が比較的早く実感できるという印象を受けた。
こちらも、まずはぼく自身がテーマを挙げ、それについて変容を図っていく簡単な心理ワークのような感じであった。
専門的に学んだことがないため想像でしかないが、おそらくは、テーマや課題を相談者自身の言葉で語らせる(言語化する)ことで無意識の領域に変化のきっかけを作り出すメソッドなのだと思う。
今回ぼくは『決断が遅い人を見るとイライラする』というテーマを挙げた。
ぼくは心理カウンセラーなので、仕事モードに入っている時はイライラすることがほとんどない。全神経を集中して相談者さんを観察し寄り添っているさなかに、イライラしている時間などないからだ。
しかし、オンからオフに切り替えた時、つまりプライベートモードに入った時は、お恥ずかしい話ではあるが、持ち前の気の短さが出てくることがある。
そのテーマで――時間にしてほんの数分だったと思うが――セッションを受けたところ、身体的に変化が起きたのであった。
潜在意識のちょっとした変化が身体的に表出したと言ったほうが正確なのかもしれないが、とにかく早かったのは驚きだ。
これで本当にプライベートモードでイライラしなくなるんだろうか…?と、アンテナを張って過ごしているが、さすがにゼロということはないにせよ、イライラの度合いは格段に減っている。イメージとしては、50%ほど軽減している感じがする。
いや、イライラが減ったというよりも、これまでイライラしていた事に対して注意が向かなくなったという感覚が近いかもしれない…。
すごい効果だ。
想像するにこのメソッドは、ちょっとした変化の「きっかけ」を呼び覚まし、それが心地よい実感につながれば、相談者がおのずとその状態を無意識的に維持し出す…というものではなかろうか?
☆☆☆
今回は、「オラクルカード&潜在意識変換セッション」を体験させていただいたわけだが、(繰り返しになるが)短時間で気軽に受けられる点がいい。敷居が低い。
それと、ちょっとした変化を素早く起こせる点も、いい。
しかし、これは岸谷燈さんのセッションだからこそ実感できた効果なのだろうと、実は感じている。
つまり、彼女が現在に至るまでに積み上げてきた様々な修練の結果(の一つ)が、ここにあるのだと。
今後の彼女の活動を心から応援したい。
それとともに、ひそかに期待していることがある。
もしかしたらすでに動き出しているのかもしれないが、
岸谷燈さんが講師を務める講座があれば、ぜひ受講したいと思う。
相談援助に携わる心理カウンセラーの端くれとして、常にスキル向上は意識していたいからだ。
岸谷燈さんの講座ならば、得るものが多いだろうと確信している。
☆ ☆ ☆
いやあ、何度読んでも嬉しいです(^^♪
私自身の講座は予定していませんが、今月は毎月行っている「たまプラーザもやもやスッキリプロジェクト」で「不安に対処する方法(仮)」を担当し、公開予定です。
詳しく決まったら、ご案内いたします。
そして、今月のロコっちオープンオフィスは4月24日(金)10:30~12:00オンラインで開催です。
私はオラクルカードセッションのご案内を11:15~します。他の参加者からも楽しいお知らせがあるのでお楽しみに。
詳しくはコチラ
早くリアルのお会いできるといいですね
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